各種予防接種

乳児ワクチン接種

生後2か月から予防接種を接種出来ます。当院ではHib(ヒブ)、肺炎球菌、B型肝炎、4種混合、ロタウイルスワクチン、BCG、日本脳炎などが接種可能です。同時接種と単独接種では有効性や副反応に差がありません。乳児予防ワクチン接種は、毎日行っております。小児科で予約できなかった方、風邪を引いている子供達が集まる小児科での接種が不安、熱で予約日に行けなかった方など、お気軽にお電話ください。

持ち物

予防接種予診票(接種券シール)・母子手帳・健康保健証・乳幼児受給者証

子宮頸がんワクチン接種

子宮頸がんの発症には、HPV(ヒトパピローマウイルス)が関係していることがわかっています。性交渉によって発がん性の高いハイリスクHPVに感染することで、子宮頚部の細胞に異常が起こり、最終的に子宮頸がんを発症することがあります。子宮頚がんワクチンは、HPV感染を予防し、子宮頸癌の発症と尖圭コンジローマの予防効果があります。HPVワクチンは一生のあいだ100%の予防ができるわけでは無いので、ワクチン接種と合わせて早期発見のために子宮頸癌検診も受けてください。

ガーダシル(4価ワクチン)

HPV高リスク群16,18型の予防効果と尖圭コンジローマ6.11型の予防効果があります。子宮頸がんの50~70%を予防できます。咽頭癌の予防効果もあります。非常に稀ですがワクチン接種後に健康被害が起こった場合には法律に基づく救済が受けられます。日本ではガーダシルしか男性への接種が認められていません。

シルガードナイン(9価ワクチン)

HPV16,18型の他に5種の高リスクHPVの予防効果と尖圭コンジローマ6,11型の予防効果があります。子宮頸がんの80~90%を予防でき、咽頭癌の予防効果があります。日本では女性しか接種を認められていません。どちらのワクチンにも子宮頸がんの予防効果があります。

厚生労働省HPも参考にしてください。https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000901220.pdf

帯状疱疹予防ワクチン接種

50才以上の方はワクチンで帯状疱疹を予防できます。以前感染した水ぼうそうにより神経にひそんでいた水痘、帯状疱疹ウイルスが活動を再開することによって発症します。痛みから始まり水ぶくれ(水疱)と発疹が帯状に現れるので帯状疱疹と名付けられました。
健康で免疫が維持されている間は、水痘・帯状疱疹ウイルスの活動は抑えられ、病状を呈することはありません。加齢や疲労、ストレスなどにより免疫力が低下すると、ウイルスが再び活動を開始し、増殖したウイルスは、神経の流れに沿って神経節から移動、皮膚に達して、帯状に痛みや発疹が現れるようになります。日本人では80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
帯状疱疹の皮膚の症状が治まった後も長期間にわたって続く痛みを帯状疱疹後神経痛(PHN)といいます。加齢とともに帯状疱疹後神経痛(PHN)への移行リスクは高くなり、50歳以上の患者さんの約2割が移行するという報告もあります。この症状を予防するために帯状疱疹ワクチンが有効です。

スクロールできます
項目乾燥弱毒生水痘ワクチン
ビケン(阪大微研)
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
シングリックス(GSK)
種類生ワクチン不活化ワクチン
対象50歳以上50際以上または帯状疱疹に罹患するリスクが高いと
接種回数1回2回
費用7,000円21,780円
接種方法皮下注射筋肉注射
発症予防効果69.8%96.6%
持続性5年程度9年以上
補助なしの場合、厚生労働省ワクチン分科会資料、ワクチン取扱説明書、添付文書より(発症予防効果は50歳~59歳に対する効果)

予防接種は事前にお電話ください

054-366-0861

WEBによる順番予約ができます

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